Team(社員紹介)
「まちづくり」のような感覚で日本の介護エコシステムを実現したい。
介護事業部 くらしと介護サポート課長
大隅 隆広
Takahiro Osumi
2022年入社
以前は広告代理店に勤めていましたが、事業会社でも働いてみたいと思い転職。その転職先がたまたまヘルスケア領域の会社でした。そこからヘルスケア領域でのキャリアが始まり、直近の会社では、ヘルスケア領域外の企業と事業提携を行いヘルスケアサービスの立ち上げを行っていました。たとえば、食事を記録してAIで解析するアプリや、歩数を記録するものなど。しかし、そういった新規事業は各社のサブ事業のようなものになってしまいがちなため、提供が短期的であったり、予算に限りがあったりとどこかもどかしいものがありました。せっかく取り組むのなら、腰を据えてヘルスケアというものに向き合いたい。そういった思いから、Hatch Healthcare株式会社(以下、ハッチヘルスケア)への入社を決めました。決め手は、ハッチヘルスケアが巨大な顧客基盤を持つ生命保険会社のグループ企業だったということです。ここでなら、長期的な視点での事業開発に挑戦できるのではないかと考えました。
現在、「くらしと介護サポート」というサービスのプロジェクトリーダーを務めています。本サービスは、アフラック生命保険株式会社(以下、アフラック)、株式会社かんぽ生命保険と協働して開発し、当社が提供しているサービスで、大手企業が携わっているということもあり、高いクオリティーのプロダクトが求められます。ハッチヘルスケアの強みの一つとしては、「アフラックのよりそうがん相談サポート」の開発メンバーと意見交換を行う機会があることがあげられます。がんと介護は違う分野ですが、どちらも患者さまや被介護者さま、そのご家族の不安によりそう役割を果たしているので、互いに助け合うことができています。がんと介護の特性の違いを意識しながら、日々、ユーザーさまにどのように使ってもらうかを検討しています。
一緒に働きたいのは、事業を最優先にして向き合える人。大企業と協働で事業を進めるうえで、調整やコミュニケーション能力は重要ですが、それ以上に顧客の本質的なニーズや日本の医療・介護制度の潮流を理解し、適切な解決策を提案できる人が活躍できると考えています。 日本の医療・介護制度は整っているため、民間サービスの必要性を感じてもらうことが難しいのが現状です。しかし、社会の動向を見据え、そういった現状に挑戦し民間サービスに目を向けてもらえる機会を創出することができるのも、認知度の高い企業と提携している強みなのではないかと考えています。
「介護エコシステム」の実現には、一つのサービスや一つの会社だけが参入していくのではなく、まちづくりをするような感覚で、あらゆる角度からサービスや事業、新しい考え方や企業と連携し、一緒に作りあげていく必要があると考えています。まだまだ始まったばかりの事業ですが、このサービスが介護エコシステムの実現の大きな一歩になると信じています。